令和5年度ムジナモ数

 117万3580株 

    過去最高数 R5.9.3

生育が特に良かった水路

10万株以上 

     No.5 32

5万株以上

  No.2 6 28 41 44 

 ※北よりの水路で

           自力増殖中

平成25年から放流は中止している。

生育が思わしくない水路

     No.4 8~16 21 

         27 46

 ※真ん中へんの水路は、以前  からあまり増えない。今後、原因を探っていく

 ※原因不明の食害がある 

    No.42 34

今後、調査する予定である。

 

令和5年度ムジナモ数調査(埼玉大学 金子康子 教授)

令和4年度ムジナモ数

・4月に冬越しした大きなオタ

 マジャクシを駆除するように

 する。

・今後も、ウシガエル幼生ザリ

 ガニ駆除を続ける。

・伸びすぎたマコモの葉を刈  

 る。一時的にムジナモが減る 

 が持ち直す。

・気温が高いとマコモなども育

 ちがよい状況に応じて刈り取

 る。

・哺乳類の足音が多かった。

 カメや雷魚が食べられた痕跡

 あり

・全体的によくムジナモが繁殖

 してる。

 

今年度の自生地の現状と今後の対応について

令和4年6月までの自生地の様子

株数 214,680株

3月6日 35,060株浮上

※今年は、アメリカザリガニが多い

ウシガエルは少ない

 昨年、水族館職員が成体を、なんと150匹捕獲して下さったお陰です。ありがとうございました。

※今後の対応

 〇マコモの繁茂への対応

 〇ザリガニ、アゾラ(外来種のアカ  

  ウキクサ)の駆除

※自生地南部で、冠水時に着水したム   

 ジナモが自然増殖中。野生状態

※自生地の湿地環境の保全と見学 

 等教育的利用の推進。

 

令和4年度 宝蔵寺沼

春先の宝蔵寺沼の風景。農村センター2階より撮影。

令和3年度 第2回保存会議の様子   r3,10,16

 自生地の現状について、尾花会長が説明。

 本年9月に、約98万株に増えたことを報告した。毎年の最高数更新に、会員も驚いていた。

 後半は自生地の観察、食害生物の駆除、美化活動等を行った。

 

 

 

令和3年 第1回保存会議               ムジナモの生育状況の観察 r3,7,10

  ムジナモの生育状況を確認

 当日は、参加者が多かったので10名ほどの班に分かれ、それぞれに役員が付き添って観察しました。

 現在、自然増殖したムジナモ数は約13万株以上で、順調に育っているムジナモを観察し、喜びの声を上げていました。最近は、若い人の参加や家族で参加する皆さんが目立つようになりました。コロナ問題がはやく終わりま     

                     すように祈るのみです。

「ムジナモ野生復帰」に向けて令和3年度の方針

  新しく泥を掻き上げた水路に、ムジナモを移し生育を見る。

 オタマジャクシ・アメリカザリガニは減少しているが、さらに、防除を  

 行う。

 水鳥除け・大型雑食魚類の捕獲等を引き続き行う。

 

 

令和2年の増殖状況

5月頃の、死滅寸前のムジナモ

※原因は、昨年の冠水時に流れ出たムジナモやマコモの枯葉などを水路に戻したことで、腐ってヘドロが増え、水質が悪くなった。と考えられます。

 金子先生のご指導により、ゴミを取り除いたところ徐々に回復し、10月には467,000株となりました。

ウシガエルのオタマジャクシの激減

1 幼生(オタマジャクシ)駆除は、通年で実施。

2 卵塊は、5月から7月を重点に実施した。

※ 卵塊は確認できなかった。これまでの駆除の成果が出てきたもの思われる。

令和元年度の活動

 羽生市教育委員会と連携しながら、下記の事業を推進していきます。

1 自生区域のマコモなどの「掻き上げ」の実施。

2 ウシガエルの卵塊駆除(オタマジャクシは、平成30年度約8,000匹駆除)

3 ムジナモ観察会・見学会の実施。等

 

 

会員によるムジナモ種子の発芽・生育の事例

平成30年度 オタマジャクシの捕獲数

ムジナモの種子からの発芽例

    発芽させる手順

①ムジナモの花が咲いたら、花の実を約   

 1ヶ月から40日そのまま置く。

 ※水中で、実が熟するのを待つ。

②実から種を取り出して、乾燥させビニー

     ル袋等に入れ(一花で約5粒)屋外の

 雨が当たらないところで保存する。

  ※ 戸外で、一冬、寒さに当てる。

③翌年、3月上旬くらいになったら、水(水道水)を入れた容器に直接、種を入                    

                      れる。

                       ※容器は、プラスチック、陶器などで     

                                   何でもよい。軒下等に置く。

                       ④2~3ヶ月くらいで写真のように小さ

                       いムジナモが生えてくる。

 

 

ムジナモの自然増殖区と放流区域

A  赤い線で囲んだ区域は、過去5年間,放流は行っていません。ムジナモが自然の状態で、自力で増殖している「野生復帰」の状態にあります。したがって、今後も放流は行いません。

 7月から9月頃は、堀を覆い尽くすほどムジナモが繁茂します。

B 緑の線は、自生地の真ん中から南西の部分で今後も放流を続ける場所です。他の部分に比べ、水深が深い傾向があり、魚類やオタマジャクシが多い場所でもあります。放流したムジナモがなかなか定着しない部分です

C 黄色の線は、主に三田ヶ谷小の児童達が放流している場所で、かなり繁殖のよい場所です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魚類・オタマジャクシ駆除の結果について

 捕獲した、約35cmのライギョ(外来魚)とフナ(雑食)3尾。

 ライギョは、肉食でアメリカザリガニや小魚を補食するので、その点、良い面もありますが本来は自生地に生息してはいけない生物なので除去しました。

 フナは、在来のマブナではなく体高が若干高いで、いわゆるヘラブナとの交雑種と思われます。ムジナモへの食害があるので除去しました。

 自生地で、一番被害が多いのがウシガエル(外来種・食用ガエルとも)のオタマジャクシです。

 今回は、合計9尾を捕獲しましたが、昨年までに比べ、大変少ない状況でした。

 オタマジャクシの減少については、春先の卵塊除去や定期的な捕獲の効果が現れてきたものと思われます。

 捕獲した、魚類等はすべて、さいたま水族館に引き取っていただきました。

 

 

 

魚・オタマジャクシの駆除にご協力下さい。

 これは、ウシガエルの卵塊の写真です。

 ウシガエルのメスは、一カ所で、ポリバケツに半分くらいの量を産みます。

 オタマジャクシは、1~2年越冬するので食害の期間が長くなります。

 元々は、東アメリカ原産で、日本には食用として入ってきた外来種です。

 5月28日(日)に実施します。

平成28年度 第2回放流会

 平成28年10月15日(土)三田ヶ谷農村センターにおいて第2回ムジナモ保存会議及び放流会が実施されました。

 会員からは、アオミドロ除去の実践報告(詳しくは広報部をご覧下さい)や、調査結果で9月現在約15万株のムジナモが生育していることなどが報告されました。

 ムジナモの放流は、繁殖が思わしくない地点に約2500株放流しました。

平成28年度 第1回放流会実施

 7月16日(土)本年度第1回目のムジナモ保存会議と放流会が行われました。

 前日の雷雨で、水かさも増していましたが、約2,400株をあらかじめ選んでおいた堀に放流しました。 

 また、約100株ほどは、新会員や必要な会員に配布しました。

平成27年度 第1回放流会実施

 7月11日(土)本年度第1回目のムジナモ放流会が実施されました。

 前半は、農村センターにて、会員によるムジナモ栽培状況の発表や各部の活動について報告がありました。

 後半は、宝蔵寺沼にて、炎天下の中、約2000株のムジナモを放流しました。

 次回は、10月の予定です。

ムジナモの食害対策

   ムジナモの生育を阻害する要因で、一番大きいのは、草食・雑食性魚類やアメリカザリガニ・ウシガエルのオタマジャクシによる食害です。

 以前は、放流したムジナモが一週間と経たずほとんど食われてしまうことがたびたびありました。

 現在では、会員や羽生市の協力でウシガエルの卵塊駆除や魚類の捕獲が進み、越冬するムジナモも増えてきました。

 ウシガエルは、繁殖力が強く、春先に写真のように数多くの卵を産みます。