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羽生のムジナモ

1890年(明23)5月11日

1921年(大10)9月

1949年(昭24)2月

1961年(昭36)4月

1966年(昭41)5月4日

         8月14日

1968年(昭43)1月22日

1983年(昭58)10月12日

1996年(平8)   8月~9月

 

2006年(平18) 7月~8月

 

2011年(平23)10月~11月

 

2020年(令2)

2021年(令3)

 

 

牧野富太郎が、江戸川河畔伊豫田(現江戸川区北小岩)で発見。

速水義憲が、羽生市平島耕地で発見。「田舎教師」開訓導のモデル

埼玉県指定天然記念物となる。

「羽生市むじなも保存会」が発足。会長 速水義憲、副会長 篠原順

国指定天然記念物となる。

台風14号による水害で、宝蔵寺沼のムジナモがほとんど流失する。

ムジナモ自生区域3haの羽生市による買収が完了する。

羽生市ムジナモ保存会再発足。会長 小宮定志

「羽生市宝蔵寺沼ムジナモ自生地」天然記念物指定30周年記念特別展及び記念講演会を羽生市郷土資料館で開催。

「羽生市宝蔵寺沼ムジナモ自生地」天然記念物指定40周年記念特別展「ムジナモ保護のあゆみ」を羽生市郷土資料館で開催。

羽生のムジナモ発見90周年記念展

ームジナモと向き合ってきた人びとーを羽生市郷土資料館で開催。

ムジナモ自然増殖数 約47万株 (最高株数)

羽生のムジナモ発見100周年記念事業

・パネル展(市役所、他)

・講演会(埼玉大学教授 金子康子氏)

・ムジナモ見学会

・ムジナモの里と歴史を訪ねる会


自生地の現状と課題

 宝蔵寺沼の自然環境は、1965年(昭40)以降、周囲の埋め立てや、簡易水道に始まる大規模な水道水用の地下水くみ上げに伴う地下水位の低下により市内各地と同様に湧き水が途絶えてしまいました。

 元来この地は、低湿地帯であるため水の流れが滞り閉寒状態が継続しています。

 また、水質の汚濁に伴う富栄養化の進行で、外来生物であるアメリカザリガニ・ウシガエルやそのオタマジャクシ、そして、コイ・ワタカなどの格好のすみかとなり、ムジナモは常にこれらの食害にさらされました。

 そこで、2009年(平21)3月以来、既設の大雨時の排出用ポンプを毎日稼働させ、宝蔵寺沼に水郷公園側からの水の流出を図り、停滞した沼に流れをつくりました。最近は、水路の一部で水質が改善し、タヌキモ・ヒシ等の水性植物が回復・生育するようになってきました。

 今後は、水質の改善とともに、厳しい食害を減らしムジナモの年間を通した生育を目指し、保存会を中心に羽生市・関係機関と連携し努力を続けていきます。